販売先とのコミュニケーションが手間に…。
小田原市にある矢郷農園は、個人だけでなく飲食店など中小規模の業者に農産物を販売しています。農地面積が年々増え、生産量も増加。各方面からの注目度も高まっており、販売先が倍増していました。
そんな中、販売先が増えたことにより業者とのコミュニケーションの多さに悩まされていました。現在販売している商品のラインナップ、値段、販売状況など農産物に関する質問に返信する度に農作業の手を止めなければならず、生産性が低下してしまうのです。
そこで、コミュニケーションを減らすため、新たに農産物の販売状況共有ツールを開発することに。農作業中はパソコンを触ることができないため、スマホでも簡単に運用できるシステムを開発する必要がありました。
販売状況共有ツールを活用しコミュニケーションコストを削減
今回は、サイボウズ社が提供しているクラウドサービス「kintone」を活用してシステムを開発。安価に開発できるほか、操作が簡単でITの知見がない方でも安心してご利用いただけるサービスです。
完成したツールでは、商品名や価格など必要な項目を入力するだけで農産物の情報を共有することが可能に。業者にURLを送るだけで農産物の情報を簡単に提示することができます。
矢郷農園では、ツールを活用したことで大量に来ていた質問が減り、コミュニケーションコストが削減されました。農作業に集中できる時間が増え、生産性が向上。業者とのやりとりも、より一層円滑に進むようになりました。
ここからは、今回開発したツールのポイントをご紹介します!
(1) 商品の情報を一覧で表示できる
商品画像や商品名はもちろん、商品の販売価格や販売時期、販売ステータスを表示することができます。検索機能もついているため、商品の種類が多い方でも商品が見つけやすい仕様となっています。
(2) 操作が簡単!スマホからでも商品情報の変更ができる
商品の情報は、スマホから簡単に変更できます。農作業中など、PCを開けない状況でもスマホがあればサイト内の情報を更新できるため、急な変更にも対応可能です。
(3) 現農家のスタッフが対応!生産者ならではの悩みも相談しやすい
お客様からのお問い合わせに対応するのは現農家のスタッフ。導入までのサポートはもちろん、運用開始後の質問や相談もご対応いたします。同じ生産者同士だからこそわかる悩みもあるはず。ぜひお気軽にご相談ください。