「不動産管理業務」と言っても、解約対応・原状回復・小修繕・リーシング・契約管理・督促など、業務は多岐に渡ります。
これらの業務を一元管理する場合、不動産賃貸管理システム「iSP」等、既存のシステムを使われることが多いのではないでしょうか。
しかし、既存システムは幅広いニーズに応えるため不要な機能が多かったり、逆に細かい部分に手が届かないケースも多く、またカスタマイズができない(できても高額になる)ことがデメリットです。
そんな時は、柔軟性の高いkintoneをうまく活用すれば、自社の業務に合わせたシステムが構築可能です!
尚、本システムを導入した企業様の声はこちら(ハウスリンクマネジメント株式会社:業務時間が約半分に!不動産管理業務のDX推進を全面バックアップ!)をご覧ください!
不動産管理システムの概要
20近くアプリがありますが、大きくは
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マスター系アプリ
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解約受付アプリ
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リーシング・契約管理アプリ
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発注管理(原状回復・小修繕)アプリ
に分かれます。それぞれ見ていきましょう。
マスター系アプリ
その名の通りですが、マスターデータを登録しています。
マスターデータは建物・部屋・契約・駐車場等で個別のアプリを作っており、それらの情報は用いる場合はこのアプリを参照しています。
各データ構造はiSPを参考にしておりますので、iSPとの連携も可能ですし、iSP⇔kintoneへの乗り換えも比較的スムーズにできます。
解約受付アプリ
業務がスタートする解約受付を管理するアプリになります。
トヨクモ社のフォームブリッジやWordpressとの連携を実装することで、入居者がフォームで登録した内容を自動的にkintoneに登録することができます。
一度kintoneにデータを飛ばしてしまえば、ステータス管理も簡単です。
リーシング・契約管理アプリ
解約受付時に空室一覧を作成し、リーシング活動の履歴や契約ステータスを管理することができます。
ITANDIを活用している場合は、CSVでの連携も可能ですので、問合せ件数や内見件数の集計も行うことができます。
また、トヨクモ社のkMailerを活用すると、オーナーさんへのリーシング報告も1クリックです。
発注管理(原状回復・小修繕)アプリ
こちらは、業者とのやり取りができるようゲストスペースを活用しています。
メールでのやり取りは、不要なメールで埋もれてしまったり、業務の対応漏れの一因となり業務管理という面では限界があります。
そこでkintoneに業者もアクセスして管理できるよう、業者毎にアプリを分けています。
業者とのやり取りでは、kintoneのプロセス管理が活きてきますね。
まとめ:kintone不動産管理システムの主な特徴
kintoneベースの不動産管理システムは大きく3つの特徴があります。
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プロセス管理が可能iSPではデータの管理はできますが、業務の管理がしづらいのがデメリットでした。kintoneではプロセス管理をうまく使うことで、各業務の担当者・ステータスを管理することができます。
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クラウド上で業者とやり取りが可能ゲストスペースに業者を招待することで、組織を跨いで業務を管理することができます。対応漏れ・発注漏れのリスクを大きく減らすことが可能です。
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システム間連携も容易CSVファイルのインポート・エクスポートができますので、外部システムとの連携も実現しやすいです。手作業での連携が手間である場合は、RPAとうまく組み合わせると良いでしょう。
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