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【農業DX】kintoneを活用したIT化事例3選

2023.1.23
MakiSayaka

非エンジニアの方でも簡単に業務用アプリを制作することができるノーコードツールの「kintone」。

近年、様々な業界でDXの取り組みが広がっており、IT化を実現するためのツールとしてkintoneも多くの組織で活用されています。

今回は農業界に焦点を当て、kintoneが活用された事例をご紹介します。一見、ITとは離れた業界に見える農業の世界でも、ノーコードツールが非常に活躍しています。

農業界でkintoneが活躍中!

冒頭でも述べたとおり、近年農業界でのIT化が進められています。2021年3月、農林水産省は「農業DX構想」を発表し、デジタル技術やデータを活用して消費者の需要に対応した価値を創造・提供できる農業を目指す方針を定めました。
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/joho/210325.html

現在の日本では、農家の高齢化・担い手不足の問題が深刻化しています。そのため、従来の方法ではなく、消費者が本当に求めているものを把握し、効率よく生産することが重要になってきます。

しかし、農園にエンジニアがいるケースは少なく、0からデジタル技術を活用していくのは困難であるのが現状。そこで活用されているのが、非エンジニアでも使用できるkintoneなのです。

ここからは、実際に農園で活用されている事例を3つご紹介していきます。

株式会社宮本農園「作業量・出荷量の見える化」

熊本県八代市でトマトを生産している宮本農園さんでは、高幹高環境制御ハウスを導入し、トマトの収穫や出荷をすべてデータで管理していました。しかし、それぞれのツールの連携のしにくさに課題を抱えていたそうです。

CapDo.JAPAN より引用

そこで、膨大なデータを一元化するためにkintoneを導入することにしました。kintoneでは、商品マスタ・取引先マスタ・注文管理・注文管理と連動した売上管理を行い、現場の作業から販売作業までをシステム化することに成功したそうです。ITリテラシーが高くないスタッフでも操作しやすいように構築したことで、スムーズに導入することができました。

三浦市農協配車システム

続いてご紹介するのは、神奈川県三浦市のJAでの活用事例です。三浦市のJAでは、複数の集荷場が配置されており、運送会社のトラックが集荷場を回りながら積荷を行っていました。

これまで、各集荷場から送られてきた集荷状況のFAXをエクセルに打ち込み、運送会社ごとのデータに組み直すことで配送ルートを決めていましたが、この作業に1日6時間以上もかかってしまうという問題を抱えていました。

UCHIDA より引用

そこでkintoneを導入。各集荷場がkintone上に集荷状況を入力すれば瞬時に最短ルートを計算できる仕組みを構築し、効率の良い集荷マッチングを実現しました。

元気もりもり山森農園「GAPの認証取得をkintoneでサポート」

神奈川県でキャベツやニンジンを生産する元気もりもり山森農園では、GAP(農業生産工程管理)の取得に奔走していました。GAP取得に向けて、業務工程を細かく区切って管理を行ったところ、Excelや紙ベースでの業務管理や情報共有に限界を感じ、kintoneの導入に舵を切ったそうです。

マイナビ農業 より引用

kintoneで管理を一元化したことで、農作業を可視化することができ、取引先への生産情報の開示がスムーズになったそうです。また、組織内での情報共有もしやすくなり、生産性のアップにつながりました。結果的にGAPを取得することができ、最終的には「ASIAGAP」への更新も果たしたそうです。

まとめ

今回は、農業界でのkintoneの活用事例をご紹介しました。

さまざまな業界でDXが推進されていますが、プログラミングができる技術者はまだまだ少ないのが現状。その状況を打破するために、ノーコードツールが多くの組織で取り入れられています。

「IT化を考えているが、インターネットの知識が少なく中々踏み出せない…。」という方は、お気軽にご相談ください。簡単に使用できるノーコードツールをご紹介します。

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