ノーコードツールとは、プログラミングの知識がない非エンジニアの方でも簡単にwebサイトやネイティブアプリなどの制作ができるツールのこと。
「システムを作りたいけど社内にエンジニアがいない」「短期間でシステムを作りたい」などの悩みを抱えている方は、ノーコードツールやローコードツールを使って開発をしてみてもよいかもしれません。
今回は、ノーコードツールであるBubble、Shopify、Adaloを使って制作されたサービスの開発事例をご紹介します。
「Bubble」を使った事例
Bubbleとは、簡単にWebアプリを作成することができるツールのこと。昨今、数々のノーコードツールが登場していますがBubbleはその中でも特に知名度が高いサービスです。
(1)kitene
シースリーレーヴ株式会社の「kitene」は、Twitterを活用して採用活動を行うことができるビジネス人材マッチングプラットフォーム。人材募集の他にも、採用に関するイベントの募集なども行うことができます。
kiteneは、ノーコードツールであるBubbleで開発されました。開発期間はわずか1ヶ月、開発人数はなんと3名で完成させたそうです。
(2)LIBRIS
「LIBRIS」は、全国の本屋を検索できるwebサイト。個人経営のお店から、街の本屋、ブックカフェ、ライブラリーなど様々なジャンルの本屋を検索することができます。
LIBRISは、非エンジニアである代表の大道さんが0から開発したそう。デザインから設計まですべて大道さんが行いサービスを完成させた結果、BubblePioneerProgramに選ばれたそうです。
「Shopify」を使った開発事例
Shopifyは、ノーコードでECサイトを開発することができるEC構築プラットフォームです。低コストで簡単にネットショップをオープンできることから、日本でも多くの企業が導入しています。
今回は、Shopifyで開発された2つのECサイトをご紹介します。
(1)オリオンビール
沖縄のビールといえば、オリオンビール。2020年、ECサイトをリニューアルした際にShopifyを活用したそうです。以前のサイトは、申し込みフォームからオーダーして銀行口座で支払うというアナログなもの。沖縄県外のファンを獲得するための武器として、ECサイトを老若男女問わず使いやすいものにするために、リニューアルをすることにしました。
Shopifyを選んだ決め手は、拡張性のアプリが豊富さとECの裏側を支えるフルフィルメントとの連携性だったそうです。当初の狙い通り、EC利用客の95%は沖縄県外の人。新型コロナウイルス感染症の影響で沖縄旅行ができない中でも、オリオンビールを飲むことで沖縄気分を味わいたいというニーズに応えています。
(2)COHINA
COHINAは、150cm前後の低身長・小柄女性をターゲットとしたアパレルブランド。ターゲットが狭く、ニッチな市場だからこそ国内だけでなく世界全体を視野に入れており、海外のユーザーでも使いやすいサイトの制作を見据えていたそうです。
Shopifyは海外販売用の機能が豊富であり、越境ECとしてのハードルが低いことから活用することに決めたそうです。
「Adalo」を使った開発事例
Adaloとは、Webアプリ・ネイティブアプリをドラッグ&ドロップのみで開発できるノーコードツールです。操作がシンプルでわかりやすく、直感的に開発を進めることができるため、非エンジニアの方にとても人気のツールとなっています。
今回は、Adaloを活用した国内の開発事例をご紹介します。
Smartdish
SmartDishとは、アプリで事前に注文と会計を済ましておくことで飲食店での待ち時間を減らすサービス。現在はFlutterに移行しているそうですが、リリース当初はAdaloを活用して開発を行ったそうです。
Adaloを使った結果、2ヶ月でアプリリリースという圧倒的なスピードで開発を行うことができたそう。お客様にサービスを最も早く正確に届けるためにAdaloを選択したそうです。
海外の開発事例を参考にするのもおすすめ
今回は、国内の開発事例をご紹介しましたが、海外の事例を参考にするのもおすすめです。
BubbleやWebflowなど、さまざまなノーコードツールを使った23個の開発事例を解説してくれている動画がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、ノーコードツールであるBubble、Shopify、Adaloを使って開発されたサービスをご紹介しました。
短期間で安価にサービスを完成させたいという非エンジニアの方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
ワークログでは、ノーコードツール導入のご相談をいつでも受け付けています!ぜひ、以下のページからお気軽にお問い合わせください。