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【図ットモ #14】エスカレーター歩行問題を要件推理してみた

2026.1.13
Jumpei Yamamoto

どうでもいい話題も、図にすればなぜか深く見えてくる。
この番組は頭の体操、時々悪ノリ。見えるようで見えない構造をスッキリ整理する、そんな図解系ラジオです。

年末年始に人の多い場所を歩いていて、ずっと引っかかっていたこと。
それが、エスカレーターを「歩く」「片側を空ける」という、あの当たり前になりすぎた光景です。
事故も起きているし、混雑の原因にもなっているのに、なぜか誰も止められない。
今回はその「エスカレーター問題」を、図ットモ的に本気で考えました。

もうエスカレーター歩くのやめない?

結構前からこの話は出ているのに、未だにみんな片側空けるじゃないですか。

なんか日本人っぽいなって思うんですけど
周りの顔色見ながら、歩いてる人がいると胸張って立ってるのがちょっと気まずい。
後ろからの視線も感じる。

でも一方で、片側を空けるからホームは混むし、事故も起きてる。
これを気持ちの問題だけで放置してていいのかなって、ずっと思っていました。

調べてみたら福岡市で赤外線センサーとAIを使って、片側が空いてたら音声で「並んでください」って案内する仕組みをやってるらしい。
事例としては面白い。

でもこういうのは行動心理というか「みんながやってるから」っていう気持ちで成り立ってると思うんです。
機械に言われたからって「はいそうですか」って並ぶかというと、たぶん並ばない。

結局技術じゃなくて気持ちの問題なんですよね。

テクノロジーに頼らない、人的なアプローチ

そこで別のアプローチを考えました。
色々考えました。QRコードを貼ってインセンティブを出すとか。

でもこれが一番だなと思ったのが「バイトを雇って物理的に塞ぐ」方法です。

朝の通勤ラッシュの時間帯に、歩く側のエスカレーターに立ち止まる。
そのまま上まで行って今度は下りに乗って、また立ち止まる。
ひたすらエスカレーターに乗り続けるだけの仕事。

物理的に追い越せないから、みんな止まるしかない。
外国人でもいいし、ちょっと体格のいい人だったら絶対抜けない。

「社会問題を解決したかったです」って言えるし、初めてのアルバイトが「エスカレーターで立ち止まる仕事でした」って就活で話せたら、ちょっと面白いじゃないですか。

コストと効果を真面目に考えてみると

じゃあ現実的にどれくらいお金がかかるのか。

日本エレベーター協会のデータによると、エスカレーターは全国に約7万台。
その中で利用者が多い上位1%、約700台を対象にする。
時間帯は通勤ラッシュ。1日3時間。
東京都の最低賃金1226円、1基に1人配置すると、1日あたり約256万円。
年間で見ると約6億円。正直、安くはない。

一方でエスカレーター事故は年間800件くらい起きていて、医療費は約1億3000万円。
コストだけ見れば割に合わない。

とはいえ、1年やる必要はない。
1〜2ヶ月でカルチャーが変われば、その後も事故は減り続けると思います。

行政と組んで社会実験をしてみるか?

行政が絡めば、社会実験としては全然アリかもしれない?!
まずは北海道札幌市から始めて、広告のTシャツとかを着て立ち止まってたら、たぶんバズる。

考えれば考えるほど、やる意味はちゃんと出てきました。

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