WORKS

神奈川県:SDGsパートナー管理システム

神奈川県が、SDGsパートナーの募集、応募、各種ミーティングを管理するシステム。kintoneとトヨクモ製品を組み合わせ汎用性の高いマッチングシステムを構築。
  • CLIENT. 神奈川県
  • FIELD. 神奈川モデル,SDGsパートナー,kintone,フォームブリッジ,kViewer,kMailer要件定義,開発
  • DATE. 2023.02.01〜

— ABOUT

神奈川県はエクセルで管理していたSDGsパートナー管理について、kintoneと関連サービスにシステムを統合しました。

神奈川県のSDGsパートナー管理をkintoneに集約!わずか2ヶ月で要件定義からリリースまでを行う高速開発!

概要

SDGsに向けた企業・団体の取り組みの拡大を目指す「かながわSDGsパートナー」制度は既に942名の参加者が登録されており、従来はExcelや紙での管理で管理コストが膨らんでいました。
そこでワークログが2022年12月~2023年1月のわずか2ヶ月間で、神奈川県が利用するSDGsパートナー管理のシステムをkintone,トヨクモの各製品を用いて開発致しました。

kintoneやトヨクモ製品では標準機能として用意されていない「マッチング」という機能について、データ構造の設計などを工夫することで実現に至りました。

引き続きDXを活用したサービスの導入により、神奈川県内の企業・団体がSDGsの取組を積極的に実施するよう支援してまいります。

機能

SDGsパートナー管理機能

SDGsパートナーになりたい団体はフォームブリッジから申請を行います。
県がkintone上で申請の承認を行い、kMailerと連携してパートナー登録報告等の一括送信のメールを送ります。

連携募集機能

パートナーの連携をしたい団体は募集申請フォームを使ってパートナーの連携募集をすることができます。
その際に赤枠内で連携先を指定することで団体を直接指定して連携募集をすることが可能です。
直接指定された団体には連携募集があった旨のメールが送信されます。

連携応募機能

上記で登録した連携募集は、県の承認を受けた後にkViewerの募集案件一覧に表示されます。

kViewerの募集案件一覧の詳細画面から連携応募フォームに遷移し、団体へ応募申請を行うことができます。
ミーティングの日程等を指定することで、団体間のコミュニケーションが生まれ、マッチングへと繋がっていきます。

パートナーミーティング管理機能

パートナーミーティングの情報をkintone上で登録することで、kViewer上で直近のミーティング内容が動的に表示され、またそのkViewerからミーティング参加のフォームブリッジを繋げることで、申し込みの管理も動的に行えるようになりました。

ミーティングアンケート機能

パートナーミーティング参加者に対して送付するアンケートフォームです。

ミーティング登壇募集機能

パートナーミーティングの登壇を希望する団体はフォームから申請することが可能です。

まとめ

繰り返しになりますが、今回の実装はkintone、トヨクモ製品では標準機能として用意されていないマッチング機能を始めとした、1対多を意識した複雑なデータ構成を実現しております。
一見実現が難しそうな機能でも、データの構成次第で実現ができるという良い実例になったかと思います。

以下参考記事です。

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/bs5/prs/r2035674.html