ピオン洋菓子店
- CLIENT. ピオン洋菓子店
- FIELD. 要件定義,kintone,開発,DX,ケーキ予約
- DATE. 2020.12.1〜
— ABOUT
大倉山のピオン洋菓子店は2020年5月、2店舗目となる「カフェ・ド・ピオン」をオープンしました。 それに伴い、ケーキの予約を各店舗で受けることになり、予約台帳の紙での運用に限界が来ました。 そこでワークログは、クラウドサービスを活用し、ケーキ予約を一元管理できる仕組みを提供致しました。 ピオン洋菓子店で初となるクラウドサービスの利用について、導入後の効果はあったのでしょうか?
ピオン洋菓子店 塩坂圭氏
クラウドサービスを活用したケーキ予約管理システムで洋菓子店の多店舗展開を支援!
— 主な業務内容をお聞かせ頂けますか?
大倉山駅にあるピオン洋菓子店を経営しています。
1989年に父が大倉山にお店を創り、いまでは親子で経営を行っています。
契約農家さんからイチゴ・メロン・キウイ等、旬な果物を取り寄せ、地元に愛されるケーキ屋さんを目指しています。
2020年には2店舗目となる「カフェ・ド・ピオン」をオープンし、新たにカフェをスタートさせました。
— 今回システム開発を通じて解決したい課題はなんでしょうか。
元々個店でしたし、父もITには詳しくないため、ケーキの予約・発注・在庫管理など、長年アナログな運用が続いていました。
課題に感じながらも、慣れてしまうと色々言い訳をして後回しにしてしまうんですよね。
ただ、2店舗目をオープンするにあたり、カフェの方でもケーキの予約を受け付けると、予約台帳を本店までわざわざ持ってくる必要がありました。
当然、予約状況をリアルタイムには把握できないし、紛失の恐れもあったことから、いい加減システム管理をするか、と重い腰をあげました。
— 開発に際して苦労した点はなんでしょうか。
そもそも、選択肢がほとんどないんですよ。
既存サービスなんて調べても2,3件しか出てこないし、どれも少し物足りなかったんですよね。
とはいえ、開発に数百万かけられるわけではないし、簡易的なツールがないかなと考えていました。
— どのように開発を進めたのですか。
山本さんに相談したところ、クラウドサービスを利用したら安く済むんじゃないかと提案がありました。
ノンプログラミングで業務アプリを作成できるし、軽微な内容であればカスタマイズも可能であり、ピオンに合わせたツールを作れると思いました。
あとは正直LINEで数回やり取りをしただけですね。数週間でプロトタイプが出来上がっていたので、正直驚きました。
— システムのリリース後、実際にどのように使われておりますか。
ITに不慣れな社員も多いので、最初は戸惑うこともありましたが、すぐに使いこなすことができました。
特に若い子はこういうサービスの利用には慣れているようで、特に抵抗はなかったようです。
それだけでなく、必須項目を入力しないとデータを登録できないので、”確認漏れ”がなくなったことも大きな成果です。
うちはアルバイトの子も多いので、どうしても確認漏れが定期的にあったのですが、システム上で制御することでミスが圧倒的に減りました。
これは期待していなかった効果でしたが、ほんと早く導入すればよかったですよね。
— 今回のプロジェクトを通じてのワークログの良かった点・今後期待する点などを教えてください。
コミュニケーションが楽すぎました笑
一般的には“要件定義”と呼ばれるのでしょうか、その工程がほとんどなかったように感じます。
いまの運用や予約台帳の写真を送って数回やり取りしただけで動くものが出てきたので、あとは言葉の指摘やちょっとした変更を加えただけですぐにリリースできました。
とても使いやすく便利なので、ぜひ他のケーキ屋さんでも使ってほしいですね!